8at8ynの『夢遊病的戯言集』
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"Believe it or Not?"
2007/01/05 (Fri)
祖母に会えた。
老人ホームや病院はとても息苦しい場所だった。数年前に祖父や父親の事があったから、その空気の重さの記憶が強かったせいだと思う。
祖母は思ったより、元気だった。来る前の話では、随分と呆けてしまい、見舞いの会話すらもままならないと聞いていた。
正直な話、小さな頃から祖母や祖父は酷く苦手だった。何故か怖かった。怒られたとか、そういう事ではない。
彼等の老いが怖かった。肌の皺や白い髪、そして彼等の「昔」に根づく考え方が不気味だった。会う寸前まで、そうだった。
母がベッドの傍らで本題に入る。祖母はお茶や俳句をたしなんでいたので、彼女の俳句集作る為に、前段の経歴を聞き始めた。
何事も不自由だった時代。戦争で弟を失い、母が泣き暮れていた記憶。顔も知らない祖父に嫁いだ事。教師として同僚と楽しく仕事をした日々。宮中を丁寧に掃除した話。ディズニーランドの入り口の大きさ。今日は最近ないほどに記憶が鮮明だったようだ。驚いた。
僕の記憶も良く残っていた。祖母が所沢に来た時に、帰らないで!と泣き付いたらしい。僕にはその記憶がなかった。
一通り話終えて、祖母は目を伏せる。母が疲れたでしょう、と眠るように促す。ゆっくり日差しが傾いた頃、祖母は徐に話をまとめ出す。
「全ては夢のようだけど、覚えちょる。辛い事もあったけど、くじけんかった。94になって、この年まで生きられて、もうすぐ終わるけど、その事が何より有難い」
そして、彼女は僕に話す。その話は叔父や両親は教育勅語のようだ、と笑っていたが、僕は静かに聞いた。その話は書かないが、彼女が僕に願う事だった。
彼女が生きている間に叶えてあげたい、その気持ちはある。けど、変な話かもしれないが、それは同時にどうでもいいとも思っている。それ以上に願う事がある。
彼女が老いていく中で、確かに生きていた夢をこれから何度も思い出してくれる事が僕が彼女に願う事だ。夢があれば、何も恐れる事はないのだから。
人は夢をみる為に老いていく。その事を知った面会だった。

老人ホームや病院はとても息苦しい場所だった。数年前に祖父や父親の事があったから、その空気の重さの記憶が強かったせいだと思う。
祖母は思ったより、元気だった。来る前の話では、随分と呆けてしまい、見舞いの会話すらもままならないと聞いていた。
正直な話、小さな頃から祖母や祖父は酷く苦手だった。何故か怖かった。怒られたとか、そういう事ではない。
彼等の老いが怖かった。肌の皺や白い髪、そして彼等の「昔」に根づく考え方が不気味だった。会う寸前まで、そうだった。
母がベッドの傍らで本題に入る。祖母はお茶や俳句をたしなんでいたので、彼女の俳句集作る為に、前段の経歴を聞き始めた。
何事も不自由だった時代。戦争で弟を失い、母が泣き暮れていた記憶。顔も知らない祖父に嫁いだ事。教師として同僚と楽しく仕事をした日々。宮中を丁寧に掃除した話。ディズニーランドの入り口の大きさ。今日は最近ないほどに記憶が鮮明だったようだ。驚いた。
僕の記憶も良く残っていた。祖母が所沢に来た時に、帰らないで!と泣き付いたらしい。僕にはその記憶がなかった。
一通り話終えて、祖母は目を伏せる。母が疲れたでしょう、と眠るように促す。ゆっくり日差しが傾いた頃、祖母は徐に話をまとめ出す。
「全ては夢のようだけど、覚えちょる。辛い事もあったけど、くじけんかった。94になって、この年まで生きられて、もうすぐ終わるけど、その事が何より有難い」
そして、彼女は僕に話す。その話は叔父や両親は教育勅語のようだ、と笑っていたが、僕は静かに聞いた。その話は書かないが、彼女が僕に願う事だった。
彼女が生きている間に叶えてあげたい、その気持ちはある。けど、変な話かもしれないが、それは同時にどうでもいいとも思っている。それ以上に願う事がある。
彼女が老いていく中で、確かに生きていた夢をこれから何度も思い出してくれる事が僕が彼女に願う事だ。夢があれば、何も恐れる事はないのだから。
人は夢をみる為に老いていく。その事を知った面会だった。
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2007/01/03 (Wed)
# ニューイヤー
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
今、母方の実家、石川県は小松に来ております。とても不思議な心地です。
と言うのも、慣れ親しんだ旧家に僕しかいません。祖父は他界し、祖母は入院中、両親は叔父の隣家で話に花を咲かせているところ、僕は煙草を吸いに戻りました。
何故か居間のテレビはアクオスの液晶で、今、僕が灰を落とす灰皿は祖父がずっと使っていたものです。
変わったものと変わらないもの。あの夏の僕が駆け回っている画を想像しながら、煙草の煙に目を細める僕がいる。
広い家だけどあの頃よりも狭く感じるのに、僕は今一人だから広い。
不思議な心地です。時間を大事にしたい一年の始まりです。
今、母方の実家、石川県は小松に来ております。とても不思議な心地です。
と言うのも、慣れ親しんだ旧家に僕しかいません。祖父は他界し、祖母は入院中、両親は叔父の隣家で話に花を咲かせているところ、僕は煙草を吸いに戻りました。
何故か居間のテレビはアクオスの液晶で、今、僕が灰を落とす灰皿は祖父がずっと使っていたものです。
変わったものと変わらないもの。あの夏の僕が駆け回っている画を想像しながら、煙草の煙に目を細める僕がいる。
広い家だけどあの頃よりも狭く感じるのに、僕は今一人だから広い。
不思議な心地です。時間を大事にしたい一年の始まりです。
2006/12/30 (Sat)
# ポンピン
「ピンポン」をまた観る。くそー相変わらずカッコいい。
窪塚のベストが詰まってる。今思えば獅堂もベストだが。アクターっていつが自分の一番良い時か、やはり自覚的ではいられないものだな。
ある意味賢くなってはいけない職業だよなあ。役者馬鹿でないとパーソナリティが邪魔をしすぎる。
こんな時間まで映画がみれるのは幸せだ。昔は良くみてたのになあ。
窪塚のベストが詰まってる。今思えば獅堂もベストだが。アクターっていつが自分の一番良い時か、やはり自覚的ではいられないものだな。
ある意味賢くなってはいけない職業だよなあ。役者馬鹿でないとパーソナリティが邪魔をしすぎる。
こんな時間まで映画がみれるのは幸せだ。昔は良くみてたのになあ。
2006/12/29 (Fri)
大掃除中でございます。
結構めんどくさいが、結構楽しい。段取り良くやらんと余計なタイムラグができますね。
「今年の汚れ、今年のうちに」
このコピーもなかなかだなー。
結構めんどくさいが、結構楽しい。段取り良くやらんと余計なタイムラグができますね。
「今年の汚れ、今年のうちに」
このコピーもなかなかだなー。
2006/12/29 (Fri)
何か突然、先輩社員に僕の来年の一文字を貰う。なんだそれ。
「欲」
…ああ。まあ。ねえ。うん。はい。どうも有難うございます。
少し前倒しですが来年は決断する年なので、ちょうどいいかもしれないですね。
お疲れ様でした。じゃあ良いお年を。
「欲」
…ああ。まあ。ねえ。うん。はい。どうも有難うございます。
少し前倒しですが来年は決断する年なので、ちょうどいいかもしれないですね。
お疲れ様でした。じゃあ良いお年を。
2006/12/27 (Wed)
ラストの明日も普通に仕事で良かったなーって思う。普通に次の話が出来るっていいな。ラッキーだよ。
締める、忘年する、その惰性と余韻に浸れない今のある意味を苦境が有難いとさえ思える。やだもん、今日のあんな感じで終えるのは。ヘドがでちゃうよ(かわいく)
全部、自分のせいだー!って二度とうつ向かない代わりに、誰の指図も受けないで、相手にかなり誠実に向き合えそうな気持ちを大事にしたいなと思う。
因果応報をせせら笑うように、明日も仕事する。それが今ある僕の最大の普通なんだろう。
「いいよ、それで」って僕の好きな誰かが言ってくれた事にして明日も頑張ろうじゃないか。
締める、忘年する、その惰性と余韻に浸れない今のある意味を苦境が有難いとさえ思える。やだもん、今日のあんな感じで終えるのは。ヘドがでちゃうよ(かわいく)
全部、自分のせいだー!って二度とうつ向かない代わりに、誰の指図も受けないで、相手にかなり誠実に向き合えそうな気持ちを大事にしたいなと思う。
因果応報をせせら笑うように、明日も仕事する。それが今ある僕の最大の普通なんだろう。
「いいよ、それで」って僕の好きな誰かが言ってくれた事にして明日も頑張ろうじゃないか。
2006/12/27 (Wed)
# ご足労、その後
先日の来客から、一応テキストバナーを受注。
しかし、やはりクリックするのが学生とは違い、社会人なので言葉が遊べない。かつ、クリックカウントなんて甘くもなく、コンバージョンで判断されるので、非常にシビア。この3ヶ月でどこまで伸びるか、気になるところだねー。
ま、テコ入れ出来ないし、しないし、別にいいですけど。
しかし、やはりクリックするのが学生とは違い、社会人なので言葉が遊べない。かつ、クリックカウントなんて甘くもなく、コンバージョンで判断されるので、非常にシビア。この3ヶ月でどこまで伸びるか、気になるところだねー。
ま、テコ入れ出来ないし、しないし、別にいいですけど。
2006/12/25 (Mon)
点滅が綺麗だと思うのはなんでだろーなーって。
常時光ってるものはあまり惹かれない。夜景でも回る灯台の光だったり行き交う車のヘッドライトがあるから綺麗だなあと感じるんだな。その一瞬が永遠に焼き付いてく。
もしかしたら、弱くなったり強くなったり。いや、あったりなかったり。あとは、不安と期待。希望と絶望。生と死。愛と…何か最悪なもの。
その連続が美しいのかもしれんなあ。だから、続くのかもしれないし、いつか終わってしまうのかもしれない。確かな不確かさであの時といつかと今を繋ぐのだ。
しかし、これって人生の真理かも!メモメモ。
装飾にお金かけてる家にさえ、思った事は素直に、素直に、より素直に。
まずはのだめで素直に感動しました(笑)
常時光ってるものはあまり惹かれない。夜景でも回る灯台の光だったり行き交う車のヘッドライトがあるから綺麗だなあと感じるんだな。その一瞬が永遠に焼き付いてく。
もしかしたら、弱くなったり強くなったり。いや、あったりなかったり。あとは、不安と期待。希望と絶望。生と死。愛と…何か最悪なもの。
その連続が美しいのかもしれんなあ。だから、続くのかもしれないし、いつか終わってしまうのかもしれない。確かな不確かさであの時といつかと今を繋ぐのだ。
しかし、これって人生の真理かも!メモメモ。
装飾にお金かけてる家にさえ、思った事は素直に、素直に、より素直に。
まずはのだめで素直に感動しました(笑)
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