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8at8ynの『夢遊病的戯言集』 携帯も同じURLからどうぞ... "Believe it or Not?"
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2006/12/14 (Thu)
藤原伊織著「シリウスの道」を読了。…またもやハイペースでページを消費してしまった。

彼は超大手広告代理店に勤めながら(現在は退職してる模様)第41回江戸川乱歩賞、次の年には第114回直木賞を同作品「テロリストのパラソル」で受賞している。恐ろしい作品だ。そして憧れる。

僕は東野圭吾氏経由で「江戸川乱歩賞」を知り、彼の「放課後」はもちろん、同じような時期に受賞した作品群は大体読んだ。さらに、路線は違うが「新本格」と呼ばれる、トリック命の作品群も有名どころは押えてある。

新本格は京都大学ミステリ研究会をはじめとして、誤解を恐れず言うならば結構ミステリオタク的なアプローチで作家になった人たちが推し進めたものなのだと思うが、おそらくあまりミステリを読まない一般の人が抱くイメージ(アリバイ、トリック、古い洋館とか?)は新本格のものだと思う。

中には凄い良い作品、例えば綾辻行人著「霧越邸殺人事件」もあるが、どうしても僕にはトリックありきの作品に馴染めず(もしかすると、その時点でミステリ好きを自認してはいけないのかもしれないけれど)人間がちゃんと描かれている(と評価されることが多い)作品に傾倒していったと思う。

藤原伊織氏が描く作品もやはり、人間が息づいている。そして、どのキャラクターも、寂しい。

過去を背負って生きている人、という表現が最もその人物のキャラクターを評する上で、なんとも無意味なのだろうが、物語の鍵は全て過去にあるのが彼の作品の特徴だ。そして、謎はそれによって解き明かされていく。悲劇とともに。

謎は大仕掛けのトリックにあるより、その人間自体にある方が僕は馴染める。「他人の事がよく分からなくて苦しい」事が僕と物語の距離を縮めるのだと思うけれど。この作品では主人公と主人公を思う者たちを思って、ただ泣けた…。

そこまで本に感情移入して読まないよ!という人には、やはり知的ゲームとしての新本格ミステリを強くお勧めしたい。でも、僕が誰かに本を貸すなら、せっかくだから、涙腺を緩ませるような、もしくは笑顔がこぼれるような、読むのが「めんどくさい」作品を選ぶと思う。


シリウスの道
http://clogger.jp/ClogInfo.html?122rUK4A5Yd9935f
テロリストのパラソル
http://clogger.jp/ClogInfo.html?122rRiiyfpB7THDU
霧越邸殺人事件
http://clogger.jp/ClogInfo.html?122rzSxqbY57ic2o
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